機関誌「非破壊検査」 バックナンバー 2007年度

解説

「ライフラインをささえる技術(その3:鉄道編)」 鉄道車軸の超音波探傷技術について  石原 道章 住友金属テクノロジー(株)

 

Ultrasonic Inspection Technology for Wheel-axle
Michiaki ISHIHARA Sumitomo Metal Technology, Inc.

キーワード 超音波探傷試験,アレイ探触子,鉄道車両,表面硬化,車軸



1. はじめに
 鉄道車両の車軸(図1)は運行安全上最も重要な部品であり,各鉄道会社は車軸検査規程に基づき,走行距離もしくは走行期間ごとに車軸に超音波探傷と磁粉 探傷を行い,その健全性の評価を実施している。車軸は,新幹線車両で使用されている中空軸と在来線車両(民鉄も含め)で使用されている中実軸の2種類(図 2)に分けることができる。中空軸とは300系新幹線車両以降で使用されており,軽量化及び探傷精度を向上する目的で軸全長にわたってφ 60 mmの孔があけられた車軸である。一方,中実軸は在来線車両及び200系以前の新幹線車両で使用されている車軸である。
 ここでは,中空軸及び中実軸を自動で超音波探傷する装置を紹介する。

 

 

     
1か月半年年間

<<2024年04月>>

    • 1
    • 2
    • 3
    • 4
    • 5
    • 6
    • 7
    • 8
    • 9
    • 10
    • 11
    • 12
    • 13
    • 14
    • 15
    • 16
    • 17
    • 18
    • 19
    • 20
    • 21
    • 22
    • 23
    • 24
    • 25
    • 26
    • 27
    • 28
    • 29
    • 30
1か月半年年間

<<2024年01月~2024年06月>>

1か月半年年間