機関誌「非破壊検査」 バックナンバー 2007年度

解説

「ライフラインをささえる技術(その3:鉄道編)」 鉄道における設備検査  佐藤  泉 (株)トキメックレールテクノ

 

Maintenance Inspection of Railway

Izumi SATO TOKIMEC RAIL TECHNO INC.

キーワード 鉄道,保線,保守検査,安全,線路



1. はじめに1)
 鉄道の分野では,近年高速,高密度輸送化が進んでおり,障害が発生した場合の社会的影響が大きいことから,事故防止,障害の未然防止,発生した場合の復 旧迅速化等安全運行に対する機運が高まっている。鉄道分野での非破壊検査は,蒸気機関車の始業点検でのハンマーによる各部の打音検査などのように,その時 代でできるさまざまな方法で検査され,安全運行を支えてきた。しかしながら,それらは経験による職人技的な属人的要素に頼る部分が多く,ベテランに支えら れていることが多かった。これを誰でも均一な検査結果が得られるように,検査装置による客観的検査に移行してきている。特に保線分野では,若い人が従事し たがらない傾向にあること,現在の従事する人々の高年齢化が進んでいることから,機械化,省力化が求められている。設備の検査については車両運行の高速 化,高密度化に対応して,高精度,高効率な検査が求められており,検査方法の改善,機器の開発が日々進んでいる。ここでは,鉄道分野での最近の設備検査の 状況について,レール検査を主体に紹介する。

 

 

     
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